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【鳶職経営者が明かす】足場屋:給料の裏側【給料明細公開】

こんにちは。元足場屋社長moriです。

鳶職をやっていて、「給料と労力が見合ってない!」そう感じた時はありませんか?

「センスがないからこれしか給料がもらえないんだ」 なんて最初から諦めないでください。

経験が少ないというだけで諦めるのは早いです。

未経験というだけで「満足できるお給料」を諦めたらそこで試合終了です。 しかし、熱意を持ってチャレンジすれば、必ず理想の未来に近づけるのです。

私も10代の頃ずっと思ってました。

「こんなにきつくてこんなに給料すくねえのかよ!」って。

高い給料は欲しかったけど、「経験なんて全然ないしどこいっても変わらないよな」 そんなふうに諦めてました。

そんな私も、経営者となり若い頃には見えなかったものも見えるようになりました。

当時の自分に足りていなかったものは「給料相場感」そして会社を選ぶ「目」

経営者目線で給料の相場感を書いたので、同じ境遇の人は目安にしてください。

鳶職の給料相場

まず今の鳶職の相場ですが、12,000〜18,000円くらいです。

しかし、自分の属するグループによってかなり金額に差が出ます。低いところだと8,000円〜なんて会社もありますし、高いところだと25,000円なんてところもあります。 (ちなみに私は、16の時で8,000円でした。低すぎる…)

ちなみに、天引き前の金額なので当然ここから税金を引かれます。大体一割くらいでしょうか。
※税金を自分で管理しているという方は、従業員ではなく「「個人事業主」という形態になります。

あくまで私の肌感ですが、未経験者の給料(日当)はマックス給料の2分の1くらいかなあという感じですね。
(独立してから知ったのですが、先ほどの16歳の時にいた会社のマックスは16,000円でした。)

マックス日当は「未経験者の日当×2+手当」でしょうか。

moriの会社のケース

参考までに私の会社では、

  • 未経験者(材料の名前すらわからない)
    =10,000円 →研修期間1〜3ヶ月
  • 初心者(ある程度職種の基本がわかる)
    =12,000円 →研修終了後
  • 経験者(一つの作業を任せられる)
    =15,000円 →経験1〜2年ほど
  • 中堅級(現場を一日単位で任せられる)
    =17,000円 →2年〜4年
  • 職長クラス(ひと現場をまるまる任せられる)
    =18,000円+上がりの10%

という形です。もちろん実力主義なのでこの限りではないですし、ちょこちょこ昇級したりもあります。

会社によって金額に幅がある理由

どうして会社によって給料に開きが出るんでしょうか? 大きくは4つ。

  • 会社の規模
  • 工事受注額の低さ
  • 職人のレベルの低さ
  • 仲間内での取引額が安い

どれも会社としての利益率の低さからくるものです。稀に利益は十分出ているけど少しでも儲かりたいというカスみたいな会社もありますが。

稀と書きましたが私のまわりはこんなんばっかで建築を辞めた理由の一つです。綺麗事を言ってても蓋を開けたらドロドロの奴多いですから。人間の欲望は深いですよ…

会社の規模

会社の規模によっても給料に幅が出ます。会社としてしっかりしている、規模が大きいと社会保険に加入しているので天引きされるのです。 大体給料の14%くらいと考えてください。

工事の受注額が低い

当然会社としてやっているからには、工事の請負をすると思います。

この受注額が安ければ、当然人件費を安くしなければ会社として存続できません。

よって給料も安くせざるを得ないですね。

社長があまりにも取引先にペコペコしている場合は注意しましょう。

 

仕事ができる人が少ない

仕事の受注金額が高くても、現場単位でアガリ(利益)が出ていないと会社が存続できません。

専門的な話をすると、建築現場を請け負う場合(ざっくりいうと一から全て自社でやる工事)はひと現場ごとに金額が決まっています。

その中でいかに人工をかけずに仕事をするかというのがキモになります。 打ち合わせミスや、業務上の失敗をすると当然やり直すのに人工がかかるので、利益が減ります。

利益が減る=給料が減る、ですね。

仕事ができない人が多い会社は意識が低く口ばっかの奴が多いイメージです。加えてスキルアップという点でもおすすめできませんね。

楽だから、という理由で続けるのは人生を無駄にしています。時間は有限なので自分にプラスに働く会社を選びましょう。

応援の金額が低い

応援というのは、自社・他社間の作業員の貸し借りです。(言い方悪いですが、ここではわかりやすく。)

自社だけでは手に負えない場合に「他の会社の作業員」を貸してもらったり、逆に自社の現場がない時に他の会社の現場を手伝うことで「一人当たり〇〇円」という単位でやり取りされます。

一般的に常庸(常用)単価などと言われますね。※正しくは外注費です。

例えば常傭単価16,000円であれば、他の会社に応援に行った際「一人当たり16,000円もらえる」ということです。その中から従業員に給料を支払います。

協力会社(親しい会社)間で常傭単価の協定がある場合(会社間の人の貸し借りが一律16,000円など)があります。

ここで常傭単価より従業員の日当の方が高いと足が出ます。つまり自社の現場がないときは、仕事をすればするだけ赤字になるということです。

これを避けるために会社のマックス日当=常傭単価としている会社が多いです。

ただ、これだと会社としての利益が少ないので、新人の給料を安くして少しでも会社の利益を増やそうというクソ会社もあります。 こういう会社は完全に搾取されるだけなので速攻転職しましょう。

町場鳶などと言われるような、町内会に属している会社(何番組など言われるところはほぼ町内会に入っています)古くからあるいわゆる老舗的な会社は常傭単価が安いことが多く、ひどいと15,000〜16,000なんてとこもあります。

しきたりはそうそう覆せないので、特別な理由がなければ他の会社を考えた方がいいですね。

とにかく色々な会社を見ることが大事

大事なのは相場感を知った上で、いろいろな会社を見ること。

といっても、いろんな会社に入ったりやめたり繰り返すわけではありません。 人に聞いたり、転職サイトを見て「いろいろな会社があるんだ」ということを知るだけでも一歩前進です。

そこまで行けば、理想の会社までたどり着くまでにそう遠くないはずですよ。何事も最初の一歩が一番大変ですから。

ツテで会社を探す

今の会社の手垢がついているのでおすすめしません。たとえ良い職場だったとしても、現在の会社のイメージが定着しているのでどうしてもそのイメージに引っ張られてしまいます。 なので初期待遇が良くても、新しい会社を開拓することをおすすめします。

転職サイトで探す

最もおすすめの方法です。空き時間で手軽に様々な会社を網羅的に見れます。 周りの目も気にしなくていいので、会社リサーチで最もおすすめです。 気に入った会社があれば、一度問い合わせをして話を聞くのも良いでしょう。

転職エージェントで効率化

転職活動で気をつけること

いきなりやめない

水面下で動きましょう

いきなりキレられたりとか普通にあります。

それに備えて登録だけでもしておきましょう。

無料なので常にチェックできますし、もしいい案件があったら前以てアクションを起こしておくことも可能です。

場合によっては転職先が今の職場との架け橋となってくれることもあります。 一度問い合わせるのが良いでしょう。

いずれにしても、待っていても現状は変わりません。

行動だけが唯一現状を打破できます。

「今耐えていればいつか報われる」 人生そんなに甘くありません。今不当な扱いを受けているのなら、いくら耐えても良い待遇は受けれられません。

今搾取されているなら、いつまでも搾取されます。 断言できます。

理由は簡単。一度ついてしまったその人のイメージはそうそう変わらないからです。心理学でも証明されています。

今、搾取・不当な扱いを受けている人は同じ環境にいる限り好待遇を受けられません。

最後に:まずは行動してみましょう。

良い会社は世の中たくさんあります。

そんなことないと思うなら一歩踏み出してみてください。

驚くほど働く環境が良くなるはずですよ。 まず一歩、現状を変えるために踏み出すことが大切です。

 

ABOUT ME
mori
mori
元とび職:足場屋経営。 30代前半。 バリバリブラック企業で下積み後、23際の時に独立。 現在はプロライター、プログラマーに。 建築業界の転職や給料などのお金の話を具体的にします。若い子の転職支援ができれば。