鳶職は高所恐怖症でも大丈夫!その恐怖心がスキルアップに繋がる

元鳶職経営者ゆるぽわ.だ。

今回は鳶職で多い悩みの一つ「高いところが怖いけど大丈夫か?」についてだ。

ゆるぽわ.

 

わかること
  • 高所恐怖所ってどんな状態?
  • 高所恐怖症がスキルアップに繋がるワケ
  • 恐怖心をなくすために

 

高いところが怖い人にとって、高所で走り回る職人は凄いなって感じるんじゃないか?

 

でもな、ベテランの鳶職人ほど、人一倍ビビってるもんだ。

 

いいか、もう一度言うぞ。

 

できる職人ほど、高所に対しての恐怖心がデカイ。

 

高所恐怖症行くぞ!

 

高所恐怖症とは

実はみんなが思っている「高所恐怖症」は高所恐怖症ではない。

 

高所恐怖症とは高いところが苦手なこと、足がすくみ、腰が引けてしまうこと。

と思われがちだが、厳密にはこの状態は「高所恐怖癖(へき)」と言うらしい。

 

初めて知ったぞ!

 

厳密に言えば「単に高い場所が苦手なこと」とは異なる(こちらは正確には「高所恐怖」という。

Wikipedia

 

Wikipediaによると高所恐怖症は病的なもので、精神疾患に近いようだ。

酷いと1mの踏み台(椅子など)に乗るだけで足がすくむほど。

 

この状態は一種の病気だと思うのでここでは説明しないぞ。

 

ちなみに、高いところが怖いのは、正常なことだ。

人間の防衛本能だから、むしろいいことだ。

 

ここでは高所恐怖癖(手すりのない高いところが怖いなど一般的な高所恐怖)について説明する。

 

この記事ではわかりやすく、高所恐怖症で統一するが、厳密には高所恐怖症=高所恐怖癖という認識で読んでくれ。

 

鳶職人は高所恐怖症の方がいい?

鳶職は高所恐怖症の方が良い。

 

これは足場を組む上で最も大切なスキルのひとつだ。

 

なんでかって?

 

足場はなんのためにある?

誰のためにある?

 

そう、他業者が作業をするためにある。

プロのお前が素人目線で観れる事は大事なことだ。

 

たとえ安全な足場でも、他業者が怖くて作業できないような足場は失格だ。

 

「他業者=高所恐怖症」

これは常に考えてやれ。

 

足場はお前のためにあるんじゃない。

他業者のためのものだ。

 

お前自身が恐怖を持ち合わせていないと、他業者が安心できる足場は作れないよな?

 

気持ちが理解できないんだから。

 

だから大事なスキルだ。

 

なぜベテランは人一倍ビビってる?

単純に自分が落ちて痛い目みてるからだろ。笑

 

人間、痛い目みないとわからないからな。

 

やり始めはイケイケだったやつも、落ちることで怖くなる。

 

当たり前だよな。

 

落ちたのが3段目4段目で

「イッテー!!」

で済んでも、今自分がいる20段目で同じことが起こったら、って考えたら怖いじゃん。

 

死ぬんだぜ?

 

そこから学んで、ようやく足場を確認する癖ができる。

 

確認することに慣れてくると、パッと見で、危ないか、危なくないか、わかる。

 

ベテランは確認作業が早すぎるから、怖くないように見えるだけで、実際は誰よりも確認してる。

 

F1レーサーもプライベートで車を乗るとき、人の何倍も左右の確認をするらしい。

 

危険を知ってるからこそ、しっかり確認するんだ。

 

特に危ないのは自称ベテラン

一番危険なのが中堅クラス。

 

役職で言ったら、作業リーダークラス〜、だな。

 

作業リーダークラスって、現場の全体を見渡せないから作業リーダーなんだな。

 

ある程度仕事もできて、仕事も任される。

 

責任感が出てきて、「頑張らないと、俺ならもっとイケる!」

 

なんて気持ちも出てくる。

 

これが危ないんだよな〜

 

まだ広い視野で見れてないから当然、抜け漏れが出る。

 

仕事で熱くなるにつれて、確認不足がでる。

 

不安定な足場に気づけない→転落。

 

こんなパターンだな。大体。

 

結論

安全面、スキルアップ、足場の完成度の3つの意味で恐怖心は必要。

怖くない足場・作業を心掛けろ!

 

鳶職が高所恐怖症を克服するには

 

鳶職人が高所恐怖症を克服するために大事なこと。

 

これは3つある。

  1. 基礎体力・筋力をつける
  2. 安全帯をつける
  3. 経験を積む

 

基礎体力・筋肉をつける

体力がないと、途中でフラつく。

 

基本中の基本だな。

まずは体力をつける。

 

そして筋力をつけること。

 

足場の上は、想像以上に不安定だ。

 

不安定な場所で、重い材料を運んだり、かついだりする。

 

だから最低限の筋力は必要不可欠。

 

筋力不足なら、今すぐに筋肉と体力をつけるんだ。

 

鳶職で筋力不足は致命傷だぞ。

 

安全帯をつける

まあ基本だな。

 

安全帯をつけるだけで、精神的にだいぶ楽なるはず。

 

安全帯をつける癖がないなら、まず安全帯に慣れること。

 

たまに、「安全帯をつけると、引っかかって逆に怖くなる。」

って奴がいる。

 

俺だ。

 

俺は引退まで自分の意思で安全帯を使ったことがない。

どんなに危険な場所でもだ。

 

そんな先人の言葉として受け止めて欲しい。

安全帯は使いなさい。

 

お前の体を守ってくれる唯一だ。

 

安全帯が引っかかって怖いのは、安全帯の使い方が下手クソなだけ。

もしくは自分に合ってない安全帯を使ってるかだ。

 

昔ならカッコ良かったが、今の時代、安全帯も使えねえのかと笑われるぞ。

 

早いうちに安全帯になれる、恐怖心を減らす、安全に作業する、3つの理由で安全帯を使うことをお勧めする。

 

経験を積む

経験を積むことで、足場・高所での景色になれることが出来る。

 

特別危ない足場じゃない限り、大体足がすくんで動けない時は、自分の頭の中と、下を見たときの高さのギャップ感が原因。

 

「5階、10階、15階」と高所での景色に慣れれば、自然と怖くなくなる。

 

逆にいうと慣れてないと怖い。

 

危ない足場をガンガン行っちゃう俺でも、2週間も休むと、慣れるまで足がすくむ。

 

俺でも慣れるまでは、(大体、復帰した日の昼ごろまで)は無理をせず、ゆっくり確認しながら作業するんだぞ?

 

仕事なんて7割段取りで決まるから、多少遅くてもあんま変わんねえから!

 

仕事が遅いのはお前の責任じゃなくて、お前に指示を出してるやつの責任だ。

心配すんな。

 

足場は誰のためにあるんだ?

今日のおさらいだ。

 

足場は誰のためにある?

 

 

そう、他業者のためだ。

 

そして恐怖心があるからこそ、素人の気持ちになれる。

 

だから、今お前が感じている、恐怖心を大切にして欲しい。

 

確かに怖いだけじゃ、仕事にならないが、あまり焦りすぎるなよ。

 

今だからわかることを、しっかり覚えることも大事だ。

 

どんな足場だと怖いのか、よく覚えておくんだ。

 

それがゆくゆく、職長、経営者になった時に良い足場を作れるかどうかに繋がる。

 

どんな組み方・バラし方だと怖いのか、よく覚えておくんだ。

 

それがゆくゆく、職長、経営者になった時に若い衆を育てる時に活きてくる。

 

焦らず、それでいて、今できることを精一杯やる。

 

これが一番、高所恐怖症 克服への近道かもしれない。

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